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パク・オクス牧師 証集 「からし種ひと粒」無銭伝道旅行を通した 信仰の訓練 その2

パク・オクス牧師 証集 「からし種ひと粒」 (韓国語初版2007年2月26日)

日本語訳は無いので、個人的に翻訳しました。

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パクオクス牧師が経験した神様と信仰の人生のともしび

エス様一人だけを見つめて歩んできた信仰の道40年余り空腹もか弱さもイエス様の中で、すべて輝かしい証を結ばせた。 キリストの香りが漂う物語

 

3 無銭伝道旅行を通した信仰の訓練 その2

 少し後、宣教師様が再び無銭伝道旅行に送られた。 今回は伝道組が変わって他の兄弟と二人で青島(チョンド)、密陽(ミリャン)側に行った。 飢えたり食べたりもして青島まで行って、青島で大邱(テグ)に向かっていく中に日が暮れた。 伝道しながらも心には「今夜はどこでご飯を食べて寝るのだろうか」という考えだけだった。「神様がみな準備された」と話すが、信じることがないから目に見えなければ不安だった。 家々に入って伝道しても泊まって行きなさいと言う人がいなくて、結局私たちは歩いていくことにして青島で慶山(キョンサン)へ行くアスファルト道を歩いた。

 

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ミリャンを中心にした地図 コネスト地図引用させていただきました。

 しばらく歩いて見たら、星だけきらきら光るまっ暗な夜にある老人がアスファルトの上に倒れていた。 起こしてみると酒に酔っていたが、家がどこかと尋ねると「慶山(キョンサン)のあそこ」といった。 慶山(キョンサン)まではまだ三十里(一里約3.9Km)位残ったが、私たちは疲れてお腹がすいた。 それでもその老人を置いて行くことはできなくて肩で助けてお連れした。

 

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 しばらくして時々その方が「私の靴」確認して見ると靴が脱げていた。靴が脱げた時話さなければならなかったのに、しばらく行って話すと暗い道を探って靴を探すので困りきった。 それほど靴を探して履かせて行くのにまた「私の靴」と言った。 何度かそのようにすると、どれくらい腹が立つのか、そのまま放っておいて行きたかった。 それでもそうできなくてずっと助けてお連れしたが、慶山(キョンサン)を十里位控えてその方が酒から覚めて気がついた。

 

「いったいどのようにしてこの状況になりましたか」

「たきぎを取りに行ったのに…. 私もどうしてこのようになったのか分からないです」

「家が慶山(キョンサン)で合っていますか」

「合っている」

 

夜12時頃になって慶山(キョンサン)に入ったが、町内入口に街灯がつけていて街灯の下に青年たち5~6人が立っていた。 私たちが近付くとすぐにその中にある青年が駆け付けて「ああ、お父さん。 やっと来られましたか」とその老人に挨拶をして、私たちに尋ねた。

 

「先生、いったいうちのお父さんがどのようにしてこのようになったことですか」

「私たちもよく分からないですが、道に倒れておられておよそ三十里お連れしました」

「ありがとうございます。 夜が深かったが、はやく我が家に行きましょう」

 

その家で私たちのためにその夜にご飯を炊くが、食事の仕度をする間その家の家族に御言葉を伝えた。 ひとりが伝えればひとりはそばでうとうと居眠りして、そうするうちに眠りを誘えば再び隣の人を起こして御言葉を伝えるようにした。 そんなに御言葉を伝えて1時頃なるとご飯が出てきた。

 

 

下より上にさらに高く詰めた、峰が丸いご飯をすべて食べたら、その家の嫁がきて寝床を準備しておいたといった。 行ってみると息子夫婦が寝る部屋と同じだったが、その方はどこで寝たのか分からないが私たちはその暖かい部屋で睡眠を熟睡した。 朝起きるとその家の息子が私たちが大邱(テグ)に行くという話を聞いて駅に行って大邱(テグ)行き電車の切符2枚を買ってきた。

 

神様を信じることができないのが本当に愚かだったという気がした。 本来私は信仰がない人であったのに、イエス様の中で生活してみると、神様を信じなくても信じるしかないように神様が私に属するすべての部分を助けて導いて下さった。

 

続く >>>宣教学校からアッコクトンへ