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パク・オクス牧師 証集 「からし種ひと粒」 アッコクトンでの最初の実

パク・オクス牧師 証集 「からし種ひと粒」 (韓国語初版2007年2月26日)

日本語訳は無いので、個人的に翻訳しました。

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 パクオクス牧師が経験した神様と信仰の人生のともしび

エス様一人だけを見つめて歩んできた信仰の道40年余り空腹もか弱さもイエス様の中で、すべて輝かしい証を結ばせた。 キリストの香りが漂う物語

 

アッコクトンでの最初の実

 

1963年にアッコクトンのセトという村で暮らし福音を伝えた。ある日ひとりの青年が早朝に訪ねてきて

「伝道師様、伝道師様」と呼んだ。理由を言うのに軍隊に行った青年が運転の仕事をしていて交通事故で死んだのだが、その遺体が村に来たということだ。この村の風習では他国や旅先で客死になった人は村の中に入ることができなくて、遺体を村の外に安置して葬式をどのように執り行うかわからなかったので、村人たちは議論したところ

「コンノ村に伝道師が来たから教会式でやろう」と言って葬式を執り行うことを頼みに来たということだ。その当時はとても空腹の時節だったので、行って食事をたらふく食べて葬式を執り行ってあげた。

 

その後毎週木曜日にその村(アッシル)に行き御言葉を伝えた。午後はずうっと家々を訪ねまわり伝道するが、夜の食事時は森で座って休み祈りながら時間を過ごした。もともと貧しく、ひと匙でももらって食べたら村から即刻追い出すと里長が話してくれたためだった。食事時間が過ぎると一つの部屋に人々を集め御言葉を伝え、終われば夜遅く山の尾根を越え帰った。当時は山の野獣が多く夜道は怖かった。

 

後でアッシル村では御言葉を聞く人が増え居室をセト村からアッシル村に移した。一つの家に小さな部屋を得て生活しながら福音を伝えた。午前はほとんど聖書を読んで時間を過ごし、ある日大家のおばさんに誰かが訪ねて来た。田舎は静かで鶏の鳴き声や犬の鳴き声がすべて聞こえるのだが、ひとりで縁側に座ってタバコを吸っている大家のおばさんにひとりのおばさんが訪ねて来てふたりで話を交わした。

 

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「そう、来たの」

「あの部屋に誰が入ったの」

「うん、教会の伝道師が来た」

「伝道師。いつ来たの」

そのおばさんが私のことをしきりに尋ねた。まちがいなくイエスを信じる人だと思った。そうでなければ伝道師が来たことをそんなにしきりに尋ねることもなかった。だから聖書を持って出た。

「おばさん、イエス様を信じますか」

「いいえ、私は信じないです」

 

いくら信じないと言っても

「この人は信じる人だ」と思い、縁側に聖書を開いて福音を伝えた。その方は商売をする荷物を一方に押しやって御言葉を聞いた。心霊がとても貧しい人で、気の抜けた人のようにぼんやり何時間か御言葉を聞いているうちに救いを確信した。

 

 これまでの間、アッコクトンに来て人々に福音を伝えて一緒に聖書勉強をしたが、心を開いて救われた人はひとりもいなかったが、その方は初めて救いを確信したのだった。その方は救われてふたりがひとつの心になったことを喜んだ。ソン・ウルスン姉妹の人生の生活はとても辛かったところに救われて喜び、私は村でいくら御言葉を伝えてもすべて野次馬で、心を開いて受ける人は誰もいなかったところに、ソン姉妹が心をぱあっと開いて福音を受け取りとてもうれしかったのです。

 

後で、その方がなぜイエス様を信じないと言ったのかについて答えました。

「イエスを信じるひとはこのように貧しく暮らしていると神様の栄光を隠すかと思ったからです。だからわざと信じないと言ったのです

その後私はたびたびソン姉妹の家に行き御言葉を伝えて、ソン姉妹もたびたび私の家に来て聖書勉強をした。

「聖書勉強が遅く終わり帰り道キツネにあって手を焼いた」と話し

「早朝に来ておおかみに会った」とも話した。

毎日その姉妹のために祈り、

「これは姉妹に伝えてあげなくては」という思いがした。

 

 ソン姉妹の夫は目が見えない方で、その家はとてもみすぼらしかった。その方は御言葉で罪を指摘してあげても

「私にどんな罪があるのですか」と言いにっこり笑った。人間的にとても善人であって、いっこうに怒るのを見たことがなかった。だから福音を伝えることができなかったのですが、ある日聖書を持って訪ねると

「伝道師様、来られましたか」と言いさっさと這い出してきた。私が話をすると座っているところに食べ物を置いて目をまばたかせるだけで、まったく反応がない方だったが、心ががらりと変わったのだ。

 

以前の夜大雨が降って特に堤防が決壊して、夜に水がだんだん満ちてきて、ソン姉妹は商売に出ていなかった。姉妹が村へ商売に出ると普通は一週間や十日後に戻ってきた。ひとりで怒鳴っても村外の一軒家にも聞こえないし、目の見えない方は夜通し子供たちを抱いて、こっちの部屋に行ったりあっちの部屋に行ったりした。

『私が今日子供たちを死なせてしまうか』という思いがして

「神様助けてください。神様助けてください。」と言うのだが

『神様は罪人の祈りは聞かない』と言った私の話が思い浮かんだのだった。

だから、「その時私がなぜ伝道師様に罪がないと言って救われなかった」と後悔して夜を過ごした。幸いに夜が明けて雨がやんで水が引いた。そうするうちに私が訪ねると

「伝道師様」と言いながら私の手をしっかりつかんだのだった。その日福音を伝えその方は救われた。そして後で息子娘たちもみんな救われて変わるようになった。

 

続く >>>6 ただ、聖書勉強を始めてください